FAQ「附属小、面接はどうだった?」

国立小受験

急に涼しくなりましたね。空気が少しひんやりし始めるこの時期になると、子どもの体調管理に右往左往していたのを思い出します。

本当に本当にお待たせしてしまいすみません!今回は面接についての回答です。

附属小の面接は、第一次検査に通過後の第二次検査として実施されます。女子の場合、第一次検査が午前中に実施されたので、第二次検査は午後に。今回も、午前中の受験者と接触することが無いよう午前中(11時〜11時半)のうちに受付を済ませ、控え室で待機・昼食を取り午後1時から面接スタートとなりました。このため、面接の順番まで少なくとも1時間半は待機することになります。忍耐!

面接会場の雰囲気は?

今回は、教室が控え室になっていました。親子それぞれに机と椅子が用意されておりホッとしました(机がある方が断然昼食を摂りやすかったです)。一次試験での保護者の役割は子どものサポートがメインですが、二次試験では面接という重要ミッションがあります。誰が面接に臨むのかは各家庭で相談されて決めていることと思いますが、意外とお父さんの参加率が高くて驚きました(ほぼ、お母さんが参加すると思っていました)。全体の5分の2程度はお父さんだったように思いました。

お父さんの方が面接が得意なのか・それとも体調を崩したお母さんの代打なのか…役割分担の内訳は、気になるところです。我が家の場合は、元々私がメインで面接の準備を進めていましたが、体調を崩す等何らかのトラブルがあった時のために、夫も面接の練習を行い、万一に備えました。

質問の内容は?

以下、2022年度入試(2021年に実施)のものです。全部で4問ありました。当日の記憶を頼りにしたもののため、質問された文面そのままではありません。あくまでも、参考程度にご覧ください。

①子どもに向けた質問

あなたの仲良しなお友達を思い浮かべてください。そのお友達と喧嘩をしてしまったとき、あなたはどうしますか。

子どもに向けて、まず最初に「お名前を教えてください」・「隣に座っているのは誰ですか?」の質問があり、更にもう少し簡単に答えられる質問があり、その後に上記の質問がありました。私自身がかなり緊張していたため、子どもが何を質問され何を答えていたのか…正直かなり記憶が薄いです。また、入学検査の説明会が事前にあり、今年は行動観察を行わない代わりに面接で行動観察的な内容を実施する…というお話がありました。おそらく、この質問が行動観察の代わりとなったのでは、と思います。

②保護者に向けた質問

子ども同士が喧嘩になった場合、自分の子と相手の子の言い分がそれぞれ異なることがあります。どうしてそれが起こると思いますか。30秒程度でお答えください。

回答後、面接官の先生より「以上でよろしいでしょうか。」と確認されたので、もしかしたらもう少し喋る時間があったのでは…と焦りました。

③親子の会話

ここからは親子で会話をしていただきます。まず、お子様に小学校生活で楽しみにしていることや心配なことをお聞きください。それについて、保護者の願いも含めながらお子様とお話してください。50秒(もしくは1分)程度でお話しください

④教育方針に関する質問

本校の教育目標をお答えください。また、その教育目標とからめてご家庭の教育方針を50秒程度でお話ください。

以上が我が家の面接内容でした。子どもへの質問・親子の会話・保護者への質問がしっかり含まれていました。特に、④のような教育目標や学校の3つの性格を答えさせた上で家庭の教育方針を聞くパターンは、過去問を見るとかなり頻繁に出ていた内容だったので実際に質問されたときは「やはり来たか…!!!」と思いました。これに関してはかなり対策をしてきたつもりでしたが、いざ面接官の先生の口から直接質問を聞くと、練習内容など一瞬で吹き飛んでしまいました。5秒ほど沈黙の後、それでもなんとか答えることが出来たのはしつこいぐらいの反復練習のおかげだったと思っています。

各質問にどう対策したのか、また追って書いていく予定です。

また、質問者様より面接官の声が聞き取れず「もう一度お願いします」と言ったら断られてしまったーーーという話を聞いたことがあると伺いました。

附属小の試験はあらゆる点において時間厳守です。面接の際も「30秒程度でお答えください」のような回答時間が設定されていることから、1組あたりに割り振られた時間もそれなりに細かく設定されていると推察できます。そして、これはあくまで私の主観なのですが、その限られた時間の中で聞き直されることを想定していないため、時間厳守に則ってそれはできないと判断されたのでははないでしょうか(担当する先生の判断にもよるのかも…難しい……)。

今回の面接では、受検者とその保護者は挨拶をして座席に掛けた後にマスクを取るよう指示があったのでマスク無しの状態で喋ることが出来ました。一方、面接官はマスクを着用したまま話されていたので、聞き辛い場合もあったのかもしれません(面接官と受検者の距離も少し離れています)。更に、面接会場となった教室は、オープンスペース型になっているため隣の教室の気配が何となく分かります(学校見学に行かれた方は想像しやすいかと思います)。もちろん、隣の教室の質問内容や回答の声が漏れ聞こえてくることはありませんでしたが、極度の緊張の中だと他の受検者の様子がちらっと見えるだけでもう心がざわざしてしまいました。

この辺りは具体的な対策がしづらいところですが、

・会場の特性を踏まえる

・何としてでも質問内容を聞き逃さないぞ!という意気込みで臨む

この2点を念頭に置くだけでもかなり意識が変わってくるはずです。なんだかんだ最後は気合かよ、と書きながらツッコミたくなりましたが、貴校に入りたいです!という想いを直接伝えられるのは面接だけなので、保護者の気合の入れどころです。

面接の練習はやった分だけ必ず結果がついてきます。面接に臨む皆さんのご武運を祈っております!

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